ENJOY アメリカ・ニューヨーク 日系情報誌連載エッセイ集

アメリカ・ニュージャージーで過ごした生活の中で私が見ていた景色

ENJOY 2009 自然派化粧品 NOEVIR

自然派化粧品 NOEVIR

                

私はアメリカにきてもうすぐ12年になります。アメリカに来る前にタイ、カンボジアに3年程住んでおりました。熱帯の地で化粧することもなく、日に焼けて誰からもタイ人と思われていました。そしてこちらに来てからは、夏休みになると待ってましたとばかりに仲間とビーチに通っていました。私はパラソルの下で寝転ぶ「女組」ではなく、波に飛び込む「男組」でしたので、サンブロックもほとんど意味をなさず、6月から9月の私は真っ黒に日焼けしていました。

 

年齢と共に肌は衰えていく。そのとおりです。なのに、私、日焼けはする、顔は浴用石鹸で全身一緒に洗ってしまう、出かけるとき顔に何もつけない、そんなことしておりました。かれこれ5年近く、私の肌はそんな過酷な状態にさらされておりました。

当時、私は学生の傍ら日本の出版物に携わる仕事をしておりました。編集の人との雑談のときそのことを話しましたら、それはそれは驚かれました。「危険すぎ。あまりにも無謀です。取り返しのつかないことになりますよ。出かけるとき,

とにかくなんでもいいから顔につけないと乾燥してしわだらけになりますよ」と。彼女、雑誌の仕事で化粧品と肌について特集組んだことあったらしく、私の男らしさに飛び上がりそうになってました。

 

それから少しづつではありますが、私なりに肌をいたわるようになり、同時にいろいろな経験もして参りました。学生時代ほとんど日系社会とご縁がなかったせいか、買い物は常にローカルですませていました。なので、基礎化粧品の購入先は近くのスーパー。ああ、あわない。さっぱりしすぎて顔がツンツンにつっぱってしまうか、はたまた顔から脂が浮き出ているかのようにグリーシー。

ファンデーションにいたっては、近くのドラッグストアで購入。ああ、やっぱりあわない。いきなり白浮きしてしまい、白塗り仮面になったかと思うと、次は首が白く引き立つほど顔が色黒。どうしても色があわないのです。いつも顔が「なぜにこの色?」という状態になっていました。

経験から学んだといいますか、「やはり日本人の肌には日本の化粧品」に行き着きました。

 

知人の紹介で、NOEVIRの研究所がニュージャージーにあることを知りました。研究所と聞き、理科室を想像しました。白衣の研究員さんたちがビーカーや試験管に液体を注ぎ込み、蒸気をあげている、そんな光景です。「そこで無料の顔マッサージとメイクアップもしてもらえるんですって」と言われ、理科室と化粧の不思議なつながりに興味を持ちました。研究所でのメイクアップ、好奇心いっぱいでお邪魔してまいりました。

 

NOEVIR U.S.A. Inc. ニュージャージー支社。Garden State ParkwayのExit172で降りてすぐに位置するMontvaleは、地図でみるとかなり遠くにみえたのですが、実際には娘の保育園のあるPalisades Parkから車で30分。緑に囲まれた研究所で私を迎えてくださったのは、ノエビアUSA副社長の湊(みなと)さん。「研究所」にこだわる私でしたが、通されたお部屋にはきれいな化粧品が展示され、ここが研究所だけでないことを知りました。

 

ノエビアといえば私の脳裏に浮かんだのは日本でのテレビコマーシャル。よくみました。で、ノエビアの化粧品ってどこに売ってるんでしょう?

コンサルタント販売といって、コンサルタントが直接販売するという方式なので店舗はありません」

ノエビアUSAは今年設立30周年です。ノエビアが日本で設立された翌年、アメリカに渡ってきたそうで、ノエビアUSAの本社はカリフォルニアにあります。ニュージャージーは25年前に始まり、こちらではアメリカ唯一の研究所として日本からの研究員の方が化粧品、健康食品の開発のため世界中の有効成分を研究なさっているそうです。

大きな2階建てのビルには、研究所だけでなく、きれいなオフィス、展示ルームがあります。この展示ルームでは今年1月から毎月1回無料フェイスマッサージとメイクアップのイベントが始まりました。ご来場の方にはもれなくサンプルセットをプレゼントだそうです。で、その無料フェイスマッサージとメイクアップって、どんなことするんでしょう、と興味津々の私はさっそくアポいれてしまいました。イベントのとき以外でも、電話予約すればやってくださるのです。小さな子供を持つ私にとって「都合のいいとき」にアポを入れられるということはかなりうれしいことです。

 

メイクアップアーティストさんに私のこのでかい顔すべてを委ねました。酷使された肌、しみもしわも所狭しといわんばかりに顔いっぱいに広がり、その土台に適当にお絵描きしたような顔。これをいかに見やすくしてくれるんだろう、とドキドキワクワクベッドの上に横になりました。まずはお絵描きのような化粧を落とし、それからマッサージです。フェイスマッサージ経験のない私。マッサージというからには顔をギュイギュイひっぱってたたいてなどを想像していたのですが、いやいや、ゆっくり柔らかにつるんつるんとメイクアップアーティストさんの手と指が私の顔の上をアイススケートのように滑るのです。心地よい音楽が流れ、氷の妖精が広大なリンクをすべるようなマッサージ。睡魔に襲われそうでした。

ホイップクリームみたいにおいしそうな洗顔フォームで顔を洗うと、今度はメイクアップです。私はちゃんとしたお化粧の仕方を知りません。いつも適当にファンデーションを塗って、目と眉をチョコチョコっと描いておしまい。アイシャドウの色も何色がいいのか、どの色を塗るとどうみえるのか、そういったことはまったくわからず、適当にごまかしていました。アイラインなんて生まれてこのかた一度もひいたことありません。なので、ここでお勉強です。なぜ今までこういったことを学ばずにいたのか。それは化粧品店が好きじゃないからです。「行けば買わされる」という思い込みがあり、わからないゆえ高いものを買わされるんじゃないか、という恐れもあって、どうしてもお店でメイクアップしてもらうのが嫌だったのです。だから自己流で適当にお絵描きしていたのです。

私の肌にあった色のファンデーション。ナチュラルに仕上がったメイクアップ。鏡にうつった自分の顔みてまず驚いたのは顔が小さくみえたことです。化粧だけでなぜ顔が一回りも小さくなったの?そこで湊さんが仰っていたことを思いだしました。「好きな色と似合う色は違う場合が多いんです」。自己流で化粧していた私は好きな色を使ってお絵かきしていたんですが、メイクアップアーティストさんは私に似合う色でメイクをしてくださったので、こういう効果がみられたのです。

 

「肌のお手入れは字のごとく、手を入れてあげることなのです。おうちで自分で毎日手入れすることが大事なのです。そのアドバイスをするのが私たちの仕事です。そのためにもここをもっと活用していただきたいのです。」

その通りです。毎日顔のマッサージがいいといわれてもマッサージの仕方がわからなければうちで自分ではできません。どういった基礎化粧品がいいのかわからなければいくら時間をかけても効果は半減。どういうふうにメイクアップしたらいいのかわからなければただのお絵かき。そういったことをこちらで無料で教えてくださるのです。もちろん、押し売りのような販売もなし。とにかく気軽に行って、きれいにしてもらって、本当に自分の肌に必要なことを聞けるのです。「買っていただかなくても実感していただければいいのです」と湊さん。

 

ノエビアの化粧品も健康食品もすべて自然派。これは小さな子供を持つ私にはとてもひかれます。子供が「ママ、チュー」とほっぺにキスしてきたとき、ケミカルいっぱいのファンデーションを塗っていたら、子供の小さな口についてしまうんじゃないかと心配になります。一緒にご飯食べるとき、ママの口紅のついたお箸でおうどんチュルチュルなんてするのも心配です。でもノエビアの化粧品は天然由来成分と植物やハーブから抽出した油を使っているので、安心です。健康食品も同じで、やはり口に入るものですから自然のものを取り入れたいものです。

 

一度スキンケア&メイクアップのイベントに参加してみてはいかがでしょうか。「買わされる」という心配無用で、とにかく実感してみてください。本当に気持ちよくリラックスでき、きれいにメイクアップしてもらえます。もちろん無料。次回は3月26日(木曜日)の午前11時から3時までです。電話予約の上ご来場された方にはもれなくサンプルセットをプレゼントだそうです。もし、イベントのときはどうしても都合つかないという方は電話で予約すれば月曜日から金曜日の9時から5時の間で同じサービスをしていただけます。

1-800-391-0056 日本人スタッフが日本語で対応してくださいます。もっと詳しくノエビアについて知りたい方はwww.noevirusa.comをご覧ください。

NOEVIR U.S.A. Inc.   200 West Grand Ave, Montvale, NJ 07645